なわとび大会から学んでほしいこと

 「はい、はい、はい…!」「ナイスー!」「ドンマイ、ドンマイ!」
縄を数える音。自分たちを鼓舞する声。励まし合ったり,時にうまくいかずに落ち込むことも。子どもたち
の活気にあふれた声が連日,運動場を包みます。職員室にいる先生が「おっ、どこのクラスかな?」
と窓を覗くほど,燃えるようなエネルギーが伝わってきます。
 スポーツにせよ合唱にせよ,行事を行う際に,子ども達には「なぜこの行事をするのか」というねらいを
大切にしてほしいと思っています。また,この行事に対して真剣に取り組んだその先に,どんな成長が待っ
ているのか。得意・不得意はあって当たり前。その中で皆で誓ったひとつの目標に向けて,クラスがどれだ
けひとつになれるか。こういった経験は学校でしかすることはできません。「記録を伸ばす」ということに
ああでもない,こうでもないと議論して,成功体験をしたり,失敗体験をしたりを繰り返しながら,実は心
の中の芯がだんだん太くなっていることを,この行事が終わった時に感じられることができたら…。
 2月3日まであと少し。子どもたちの汗が一層輝く日になりますように。