英国見聞録002 電車のドアは手動式


バーミンガム大学の授業が始まった次の日に,初めて電車に乗りました。
ホームはとてもきれいでしたが,それに比べて車両はとてもぼろくて,
歴史を感じさせました。
ここでも驚いたことがひとつ。
電車のドアが手動なんです。
乗客は乗りたいところのドアを自分であけなければなりません。
そんなことは知らなかったのでぼーっと立っていたら,
中に乗っている人が親切にドアを開けて教えてくれました。
古いものを大切にしている国なんですね。
でも,日本で当然と思っていることが,通用しないんだと実感したのは,このときでした。


ちなみにロンドンにはもちろん地下鉄が走っていますが,
ある駅のエスカレーターを見たときもびっくりしました。
だって,木でできてるんですもん,エスカレーターが。
あの足をのせるところ,正式にはなんというのか知りませんが,木製なんです。
ずいぶんすり減っているけど,なんかすごく頑丈な感じがして,
さすがイギリスという気がしました。